データが導く「次なる一手」 ─ FTAS活用事例報告会 & ホワイトペーパー 公開のお知らせ

本日、福井県観光DXコンソーシアム主催「FTAS活用事例オンライン勉強会」において、弊社(basicmath)が携わった2つの取り組みをご紹介します。あわせて、31,965件のアンケートデータを基に作成した福井県観光振興ホワイトペーパーを無償配布いたします。
福井県が観光DX推進のために運用する「FTAS(福井県観光アンケートシステム)」。蓄積された膨大な来訪者データを、実際の事業改善にどう活かすか── その実践知を共有する場として、本勉強会が開催されます。
- 日時2026年3月12日(木)15:00〜16:30
- 形式オンライン開催
- 主催福井県観光DXコンソーシアム
- 登壇まちづくり福井㈱・坂井市観光交流課・ホテル八木 各氏ほか
- 参加FTASを活用中または活用検討中の事業者・行政職員
プログラム後半では、株式会社jig.jp 創業者・福野泰介氏による「テクノロジー(AI等)の進化と今後の生活環境の変革」をテーマとした講演と、参加者との意見交換も予定されています。
弊社basicmathは、FTASに蓄積された2023年4月〜2025年8月のHAPINESSアンケートデータ(有効回答31,965件・自由記述約42,000件)を独自のAI分析基盤「mitsumonoAI」でフル活用し、福井県観光の現在地と成長戦略を1本のレポートとして可視化しました。分析・作成にかかった時間は約1時間。これがAI時代の「意思決定支援」の姿です。
(満足+とても満足)
(全国平均レベル)
(通過型観光の多さ)
(改善余地)
データが示したのは一つの逆説でした。満足度は86.6%と圧倒的に高い。しかしNPSは全国平均止まりの+9.0、日帰り率は41.1%。福井は「行ってよかった」とは思われているが、「絶対に泊まるべき」「人に強く勧めたい」という熱狂を生み出しきれていない──これが「The Fukui Paradox」です。
この40%の機会損失をどう経済価値に変換するか。レポートでは42,000件の生の声を5つの核心テーマに整理し、具体的な7つのアクションプランを提示しています。
グルメ目的が39.5%で首位。推薦理由の35%が食。人の温かさは金沢等との差別化要素として機能。
午後着の観光客が食べる場所を失う3時間の空白。二次交通不足が新幹線効果を県内に波及させていない。
近畿・中部が量的主戦場。しかし東京都来訪者はNPS +17.4と突出し、投資対効果が極めて高い市場。
インターネット・アプリ+Instagram経由が計17,369件。デジタルマーケティングは選択肢ではなく必須条件。
- 1宿泊促進による消費単価倍増(最優先)──日帰り客を宿泊へ転換することで消費単価3〜5倍へ
- 2デジタル・SNSマーケティングの抜本強化──UGCエコシステムとインフルエンサー連携
- 3食資源のブランド化と体験創出──グルメマップ・フードツアー・空白地帯への誘致
- 4首都圏・関西圏の高NPS市場への戦略的誘客──北陸新幹線を活用したプレミアム商品化
- 5交通・受入環境のハード整備──駐車場・MaaS・多言語デジタル案内・衛生施設
5つの戦略を有機的に連携させ、通過型観光を脱却し、
地域経済を持続的に潤す「選ばれ続ける福井」を実現する。
全28ページ。エグゼクティブサマリーから具体的アクションプラン・KPIロードマップまでを収録。観光DX推進・政策立案のご参考にご活用ください。
ダウンロード →本勉強会の登壇事例のひとつとして、あわら温泉エリアに所在する「ホテル八木」様の取り組みをご紹介します。弊社が構築を支援した自社AI分析プラットフォーム(FTAS-AI活用)は、ホテル経営にどのような変化をもたらしたか。
FTASのオープンデータ(あわら温泉エリア)と自社PMSデータを組み合わせたレベニューマネジメント分析は、手動ダウンロード・加工・AIへのプロンプト入力という反復作業に毎回30分〜1時間を要していました。積み重なる定期タスクは、経営陣に「見えない精神的負担」をもたらしていました。
- 毎回30分〜1時間の手動データ処理
- フォーマット調整・資料化も手作業
- 繰り返しの定期タスクによる疲弊
- 経営時間の85%が「分析作業」に消費
- スプレッドシートへのデータ上書きのみ(数分)
- PDF・PowerPoint形式でレポート自動生成
- 関係者へメール自動配信
- 経営時間の85%が「意思決定」に変わった
単純な作業時間の削減に留まらず、限られた経営の時間を「分析結果を基に経営をどう改善するか」という意思決定フェーズへ全面シフトできたことが最大のインパクトでした。AI活用の真の価値は、作業の高速化ではなく、人間の思考領域の拡大にあります。
自社アンケートデータからAIが自動生成する口コミ分析レポート・業務改善指示書が、全従業員のデバイスにメール自動配信されるようになりました。顧客接点の少ないバックオフィススタッフも含め「今月のお客様が感じた不満と喜び」をリアルタイムで共有。改善意識の醸成と自発的なモチベーション向上につながっています。
ホワイトペーパーの作成からホテルの業務自動化まで、弊社が一貫して追求しているのは一つのことです。
人が「考えること」「顧客と向き合うこと」に
集中できるクリアな環境を整えることである。
観光行政・観光協会・宿泊事業者が抱える「データはあるが活かしきれていない」という課題に対し、basicmathは分析基盤の構築から戦略レポートの作成、現場実装の支援まで一気通貫でサポートします。
データを、戦略に変えませんか。
ご相談承ります
データの活用方法、AI分析基盤の構築、戦略レポートの作成など、観光DX推進に関するご相談を無料で承っております。行政・観光協会・DMO・宿泊事業者からのお問い合わせをお待ちしています。
※本ホワイトペーパーはAI(mitsumonoAI・Claude・Gemini)を活用して分析・作成しており、データの整合性等の人的チェックは行っていないため、誤りが含まれる場合があります。政策立案等への活用に際しては、原データとの照合を推奨します。
データソース:FTAS HAPINESSアンケートデータ/調査期間:2023年4月〜2025年8月/分析回答数:31,965件
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