データ分析の“見方”を再定義。FTAS-AI分析レポートサイトをリリース
2025年10月20日、当社がが開発を担当した「FTAS-AI分析レポートサイト」が、観光庁主宰 令和7年度「観光DX推進による地域活性化モデル実証事業」において福井県観光DXコンソーシアムより公開されました。
本日、同コンソーシアムより報道機関向けにプレスリリースが発表され、実証事業参加者の追加募集も開始されています。

生成AIが、データ分析の“体験”を変える
本システムは、福井県の観光マーケティングデータポータル「FTAS」に蓄積された膨大な観光データを、生成AIが自動的に分析し、わかりやすいレポートとして配信するプラットフォームです。
これまでBIダッシュボードで提供されていたデータは、「見る」「操作する」に時間とリテラシーが求められるものでした。
今回のリニューアルでは、この仕組みを根本から再定義。
生成AIによる自動化と自然言語での操作によって、誰でも簡単に、必要な情報を必要なタイミングで把握できる環境を実現しました。
従来は分析に数時間を要していた作業が、AIが自動的に生成するレポートによって数分で完了。しかも、グラフやチャートだけではなく、「今何が起きているのか」「次に何をすべきか」を自然な文章で提示してくれます。
情報リテラシーの壁をなくし、地域全体の“収益向上”へ
FTAS-AI分析レポートサイトの最大の革新ポイントは、「誰にでも届くデータ分析」です。
高度な操作を必要とせず、スマートフォンからでも直感的に理解できるレポート構成とデザインを採用。観光事業者・自治体職員・地域住民など、情報リテラシーの異なる多様なユーザー層に対して、同じ情報を公平に伝えられるようになりました。
これにより、地域全体で「同じデータをもとに考え、行動できる」環境が整い、結果的に観光施策やマーケティング活動の精度が向上。ひいては地域経済全体の収益向上につながることが期待されています。
主な実装機能
- AIによる自動データ分析:県内12エリアのアンケートデータ、県内5エリアの宿泊予約状況、福井県立恐竜博物館予約状況、観光客入込数を月1回・週1回分析
- メール通知システム:新規レポート公開時に登録会員に自動でメール通知
- 会員制サイトの構築、運用自動化
あらゆる業界で活きる、次世代のデータ分析基盤へ
この仕組みは観光業だけでなく、小売・飲食・企業マーケティングなど、データ分析・活用・収益向上のサイクルを「次のステージ」へ押し上げる仕組みとして幅広い業界での活用を見込んでいます。
当社では、この仕組みを「mitsumonoAI for Integration」として発展させ、以下の領域でのサービス提供を予定しています。
- データ分析基盤・アプリケーションの構築・運用
- 生成AIを活用したレポート自動化
- レポート公開・共有プロセスの自動化
- 過去の分析情報を自然言語で検索・探索
- AIとのブレインストーミングによる施策立案支援
これにより、過去の分析レポートを“蓄積されたナレッジ”として活用し、未来の戦略をAIと共に設計できる世界を目指します。
今後の展開とお問い合わせ
今回の実証事業で得られた知見をもとに、観光業界のみならず、小売・飲食・企業マーケティング領域にも展開可能なAIレポート自動化基盤「mitsumonoAI for Integration」を推進していきます。
データの活用・分析・共有に課題を感じている観光連盟、観光協会、観光プレイヤー、または同様の課題を持つ企業の皆様は、ぜひお気軽にご相談ください。
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